目立たないけれどデザインのうえで重要な役割を果たすジーンズのステッチ。今回は京都デニムの、京都らしく遊び心を大切にしながらも上品に配色されたステッチについて紹介します。
ジーンズ全体を着飾るステッチ色
京都デニムに使われるステッチの配色にはこだわりがあります。インディゴの深いブルーが特徴のジーンズは、通常オレンジや茶色の様な糸で縫われることが多いですが、染色をして色染をすることを考えるため各シルエットデザインごとに、デザイナーの桑山豊章が何百色とある、糸サンプルの中からシルエットごとに配色を指定します。
色選び、色作り
インディゴの深いブルーの状態でも美しく、染め色やシルエットともマッチする配色を心がけ、糸の色目にも京都の街並みや、モノづくりの思考を巡らせながら考えています。細やかな色の組み合わせが全体の『質』を上げるため、心のこもった色選びと色作りを大切にしています。
京都デニムの糸
京都デニムで使用している糸はポリエステル素材の中でもミシン糸用として特別に紡糸された、高強力、低伸度、低伸縮タイプの原糸を用いており、さらに高度な加工技術によって一段と「可縫性」を高めています。使用範囲を広げた最高品質のミシン糸を使用することで、柔らかい履き心地と丈夫さを両立させることができます。