自然を存分に感じる京都の名スポット『貴船神社』

京都 貴船神社

 

自然を楽しむ京都観光なら、間違いなく貴船神社(きふねじんじゃ)をおすすめします。神社のみならず、貴船という地域そのものにたくさんの魅力があります。貴船の名スポットから歴史まで、分かりやすくご紹介します。


貴船神社(きふねじんじゃ)

 

京都 貴船神社 

京都市左京区にあるこの貴船神社は、全国に450社とある貴船神社の総本社です。神武天皇の母、玉依姫命(たまよりひめのみこと)が、黄色い船に乗って淀川から鴨川を経てこの地に上陸し、水の神様を祀ったことが貴船神社の始まりだといわれています。

 

京都 貴船神社

“きふね”は“黄色い船”からきていたんですね。意外と単純です。神域に湧き出す清らかな水が、いつまでもにごらないようにという祈りを込めて、“きぶね”ではなく“きふね”と呼ぶそうです。

“気が産まれる根源”が転じて“気生根(きふね)”と呼ばれたともいわれています。

 

貴船神社

貴船神社の境内は本宮奥宮結社の3箇所に分かれています。

ご祭神 ご利益
本宮  高龗神(たかおかみのかみ)  諸願成就
奥宮 高龗神、もしくは闇龗神(くらおかみのかみ)  心願成就
結社  磐長姫命(いわながひめのみこと)   縁結び

本宮→奥宮→結社

の順序で参拝するのが古くからの習わしだそうです。
では早速、貴船神社 本宮から行ってみましょう。
京都 貴船神社

社殿までの石段を登っていきます。七夕や紅葉の季節は、夜になると朱色の春日燈籠がライトアップされ、非常に美しい景色を見ることができます。

 

本宮(ほんぐう)

 

京都 貴船神社 

本宮に祀られている 高龗神(たかおかみのかみ)は、水を司る神として祀られています。高龗神(たかおかみのかみ)は水が不足した時には雨を降らせ、長雨が続く時には雨を止ませてくれるといわれています。

 

貴船神社は絵馬発祥の地!?

 

京都 貴船神社 

高龗神(たかおかみのかみ)に晴れを望む時には白馬、雨を望む時には黒馬が奉納されていました。生きた馬に変わって木の板に描かれた馬が奉納されるようになったことから“絵馬”が始まったといわれています。

 

御神水で水占みくじ

 

京都 貴船神社 

御神水におみくじを浮かべる、“水占(みずうら)みくじ”です。早速やってみました。

 

京都 貴船神社 

文字が浮かびあがってきました。こんなおみくじがあるなんて知りませんでした・・・。貴船神社のおみくじは“大凶”が出ることもあるそうです。少し怖いですが、『あくまでも参考程度』だそうなので、ご心配無く。

 

京都 貴船神社

ちなみにこちらの御神水、無料でお持ち帰りできます。(オリジナル容器は300円とかいてありました。)火を通せば飲料水としてもいただけるそうです。

 

貴船神社

では、次は奥宮に向かいます。道を歩いていくと先に結社に到着しますが、帰りに結社に参拝するのが習わしとあったので、行きたい気持ちを抑えてスルーします。

 

2つで1つ、“相生の大杉”

 

貴船神社

本宮から奥宮に向かう道中、驚くほど大きな木に遭遇。樹齢1000年といわれるこちらの御神木は“相生の大杉”といわれています。同じ根から2本の木が生えています。“相生”という言葉には“夫婦円満”という意味が込められているのだとか。

 

杉と楓の和合“連理の杉”

 

こちらの“連理の杉”も相生の大杉と同じく貴船神社の御ご神木です。なんとこの樹木は“杉”と“楓”の木が1つになっている非常にめずらしい樹木だそうです。連理とは違う種類の木がひとつに重なるという意味で、夫婦や男女が仲良しであることをいうそうです。

 

昔々の手水社“思ひ川”

 

京都 貴船神社

奥宮参道に架かる小さな橋。流れる小川を“思ひ川”といいます。昔、夫の愛を取り戻したいと思い悩んでいた和泉式部は貴船神社に訪れました。当時はこの川をお清めの場所として、手を洗い、口をすすぎ、身を清めてから参拝したそうです。

 

奥宮(おくみや)

 

京都 貴船神社

奥宮にやって来ました。本宮からは徒歩15分くらいかかりました。

 

貴船神社

こちらが奥宮本殿。以前はここが本宮でした。ここでは闇龗神(くらおかみのかみ)が祀られていますが、名前が違うだけで本宮の高龗神(たかおかみのかみ)と同じ神だそう。

 

黄船を隠した“御船型石”

 

貴船神社

奥宮本殿の西側には巨大な石組、“御船型石”があります。玉依姫(たまよりひめのみこと)がこの地に来る際に乗っていた黄色い船を、人目につかないよう小石を積んで囲んだものといわれており、航海安全の信仰を集めています。

 

40トンを超える巨大岩、“つつみヶ岩”

 

京都 貴船神社

奥宮から結社の中間に存在する巨大な岩があります。貴船には巨大なものが多いですね・・・。高さ4.5m 重さ43トン以上もの貴船石、“つつみヶ岩”といいます。貴船石は主に庭石として使われ、最高級品とされる石です。

 

京都 貴船神社

それでは、帰りは結社へ参拝しに行きます。奥宮からは徒歩5分ほどです。

 

縁結びの神様を祀る“結社”

 

京都 貴船神社

結社の御祭神、磐長姫命(いわながひめのみこと)は、縁結びの神として知られています。

 

京都 貴船神社

恋愛成就のみならず、あらゆる良縁にご利益があるといわれています。

 

 

縁結びの自然石“天の磐船(あまのいわふね)”

 

貴船神社

この船の形をした石は、“天の磐船(あまのいわふね)”と呼ばれる自然石です。貴船の山奥で見つけられたそうです。奥宮にも船型の岩がありましたが、船は昔から唯一の交通手段であったために人と人、文化と文化を結びつける大切な役割をになっていました。そのことから“”と“縁結び”は非常に深い関わりがあるといわれています。

 

結社のご神木“桂”

 

京都 貴船神社

こちらのご神木“桂”は樹齢 約400年。昔から開運の信仰をあつめているのだとか。

 

それにしても立派な樹木です。境内どこを歩いていても、見上げる程の木がそびえ立っていますね。まるで異世界です。

 

蛍の名所“蛍岩”

 

京都 貴船神社

帰り道に見つけたこの巨大岩は“蛍岩”といいます。近づいてみると自分がすごく小さく感じます。

 

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もの思へば沢の蛍もわが身より

あくがれ出づる魂かとぞ見る

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《訳》あなたを想い、悩んでいると

飛び交う蛍のひかりが

自分の身からさまよい出た魂のように思えた

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当時、夫の愛を取り戻したいと思い悩んでいた和泉式部が詠んだ歌です。そしてこの歌を詠んだ光景が蛍岩周辺の光景であるといわれています。

貴船神社

現在でも蛍岩周辺は蛍の名所だそうです。6月から7月にかけて、蛍の光を楽しむことができるようなので、ぜひ次は蛍を見に行きたいと思います。

 

まとめ

 

貴船神社を訪れて強く感じたことは、やはり一番は自然が美しいことです。空気は澄んでいて、水は透き通るように綺麗。樹齢何百年もの樹木が立ち並び、さらには見たこともないような巨大石が現れます。自然のエネルギーを存分に体感することができる京都のパワースポットです。

 

[文:中原]

貴船神社 アクセス

〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180

■叡山電車『貴船口』駅 下車
・京都バスに乗り換え『貴船』下車すぐ
・『貴船口駅』から徒歩30分(2km)

■京都バス33番『貴船』下車 徒歩5分

 

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