2017年 酉にまつわる社寺①【新熊野神社】

2017年の干支(えと)は酉年(とりどし)です。酉にまつわる社寺が京都でいくつかあることをご存知でしょうか?いくつかあるうちのひとつ、京都市東山区にある新熊野神社をご紹介します。

新熊野神社(いまくまのじんじゃ)

新熊野神社とは?

和歌山県にある熊野本宮大社、熊野那智大社、熊野速玉大社の“熊野三山”には、当時多くの人が参拝(熊野詣)やってきました。平安時代に入るとさらに熊野三山は盛んになり、天皇家の中でもこの熊野詣が流行っていたのですが、都の人が頻繁に通える場所ではなかったので、1160年に後白河法皇が京都に熊野をつくることにしたのです。

 

“新熊野”を“いまくまの”と読む理由

紀州の熊野が『古い(昔)』、京都につくられた熊野が『新しい(今)』と人々に認識されたことから、新熊野を『いまくまの』と呼ぶようになったそうです。

 

熊野神社といえば、“八咫烏(やたがらす)が有名です。

八咫烏とは、神武天皇を熊野国から大和国への道案内をしたとされる伝説のカラス。目標達成や勝利への導きのシンボルとなっています。

新熊野神社では八咫烏のお守りが数多くあり、またあらゆる場所に隠れミッキーならぬ隠れ八咫烏が潜んでいます。

 


(八咫烏のお守り・絵馬など)

 


(新熊野神社に潜む隠れ八咫烏)

出てくる出てくる、八咫烏。見つけた瞬間すごく嬉しい!

 

御朱印もいただきました。ここにも八咫烏 発見。八咫烏と烏文字(からすもじ)の押印です。御朱印はお守りタイプとお札タイプがあります。

(左:お守りタイプの御朱印、右:お札タイプの御朱印)

社名が烏文字になっています。新熊野神社の御朱印は4種類ありますが、全て烏文字と八咫烏の押印が使用されています。

 


(烏文字でかかれた社名の押印)

 

決して無視しては帰れない、巨大な樟(くすのき)

新熊野神社の正門を入ってすぐ左手には、大きな樟があります。この大樟は、新熊野神社のご神木です。存在感たっぷりの大樟は、後白河上皇お手植えであると伝えられています。

 

初めて大樟を見た私は、異常なる大きさ、存在感に感動しました。新熊野神社に訪れた際は絶対に見ていただきたい。といいますか、見なくても見えます。大きすぎて・・・。

 

“さすり木”をさすってご利益を。

大樟の枝からつくられたという“さすり木”です。樹齢900年以上とされているこの大樟は、今現在も成長中だそう。大樟は“病魔退散”や“お腹の神様”と信仰され、このさすり木をさするとご利益があるといわれています。

私もたくさんさすってご利益いただいてきました。参拝された多くの人がさすり木をさすっていかれるため、表面がツルツルになったそうです。

 

[文:中原]

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新熊野神社 アクセス

〒605-0971 京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町42
市バス「今熊野」下車徒歩2分
京阪電車「東福寺駅」下車12分
京阪電車「七条」下車15分場所