2017年の干支(えと)は酉年(とりどし)です。皆さん、京都左京区にある三宅八幡宮が酉にまつわる神社であることをご存知ですか?今回はその三宅八幡宮の魅力を分かりやすくご紹介したいと思います。
三宅八幡宮(みやけはちまんぐう)
三宅八幡宮とは?
三宅八幡宮は子供の守り神として、“子供の病気平癒”や“夜泣き”、“安産”、“学業成就”のご利益があると知られています。他にも、虫退治の神様として“害虫駆除”のご利益もあり、『虫八幡(むしはちまん)』と呼ばれることもあるそうです。
三宅八幡宮の歴史
推古天皇の時代(※)、小野妹子が遣隋使として隋に向かう道中、筑紫で病気にかかってしまうのですが、近くにあった宇佐八幡に訪れ祈願すると、病気はみるみる回復し、隋に渡った後もあらゆる危機を逃れ、無事に帰国することができたといいます。
(※)推古天皇の時代・・・6~7世紀
小野妹子は帰国後に、病気平癒の恩を返す意味を込めて、大分県の宇佐八幡宮を現在地に移し、八幡神を祭ったことが始まりとされています。
神様の使いとされた“鳩(はと)”
宇佐八幡宮から石清水八幡宮へ、八幡神を移した際に、白い鳩が道案内をしたということから、鳩は“神様の使い”として言い伝えられています。
三宅八幡宮の鳥居の両脇には、鳩が鎮座し、参拝者をお出迎えしてくれています。境内のあらゆる場所に鳩のマークや置物が潜んでいます。
旗にも、
屋根にも、
提灯にも。鳩がたくさん。
リアル鳩が苦手な私ですが、これらの鳩は本当に可愛らしい。他にも…
鳩
鳩
鳩
あらゆるところに鳩が隠れています!三宅八幡宮と鳩の関わりの深さが伝わってきますね。他にも鳩笛や鈴鳩、鳩餅など、鳩にちなんだアイテムなどが販売されています。
神鳩は子育てのお守り
頭が赤色で胴体が水色をした鳩のお守りがあります。これは“神鳩”と呼ばれる子育てのお守りです。ちなみに写真の神鳩はオスです。(オスは首に金の輪っかをつけており、メスはつけていないのだとか)
そういえば、三宅八幡宮の最寄駅、叡山電鉄『八幡前駅』にも可愛らしいハト駅長のイラストがありました。
このように三宅八幡宮エリアには鳩がたくさん潜んでいます。三宅八幡宮にお越しの際は、ぜひ隠れ鳩探しに挑戦してみてください^^
まとめ
■三宅八幡宮 御利益
・子供の病気平癒
・夜泣き
・安産
・学業成就
・害虫駆除
■鳩が“神様の使い”とされている
■境内には鳩がたくさん潜んでいる
■色のついた“神鳩”は子供のお守りである
三宅八幡宮アクセス
〒606-0035 京都府京都市左京区上高野三宅町22
叡山電鉄「八幡前駅」下車、徒歩2分
京都バス・市バス「八幡前」下車、徒歩1分
京都バス・市バス「三宅八幡」下車、徒歩5