京都を代表する観光名所といえば“八坂神社”といわれるほど、八坂神社は多くの人に親しまれている神社です。八坂神社は、女性にとっても人気があるんです。全国の女性を魅了するその理由は、一体どこにあるのでしょうか?
目次
八坂神社(やさかじんじゃ)
(2017年 元旦初詣)
八坂神社とは?
京都の八坂神社は、全国各地に数千とある祇園神社の総本社です。京都市東山区にある八坂神社は、賑わう祇園の街中に存在します。京都らしい町並みに映える赤い西楼門は、非常に華やかで存在感があります。昔からの愛称で“祇園さん”と呼ばれることもあります。
西楼門を通ります。近くでみるとさらに豪華です。
西楼門の左右に獅子がいました。
こんにちは〜・・・。
顔が怖いですね。
まずは手水舍で手を洗い、身を清めます。古く昔、水は“罪”や“穢れ(けがれ)”を洗い流すものだといわれていたそうです。
国の重要文化財 “本殿”
広い境内の中央には本殿があります。本殿と先ほどご紹介した西楼門は国の重要文化財に指定されています。参拝される方は、ぜひ記念に1枚 撮影してみてくださいね。
境内を歩いていると、何やら気になる看板を発見。
縁結びの神!これは女性心をくすぐるポイントその①ですね。
看板の左手には・・・
最強の縁結びスポット!“大國主社(おおくにぬししゃ)”
大国主社、行列ができていました。八坂神社の縁結びのパワースポットといえば、ここが一番有名です。よく見てみると女性だけではなく男性にも人気ですね。
(因幡(いなば)の白うさぎと大国主の像)
島根県の出雲大社は縁結びのご利益があるとして非常に有名なスポットですが、その出雲大社のご祭神“大国主命(おおくにぬしのみこと)”が八坂神社の大国主社で祀られているのです。
昔々、大国主は因幡(いなば)の白うさぎを助け、その後 大国主はうさぎの予言通り、美しい八上比売(やかみひめ)という女性と結ばれたそうです。
これが、大国主命が縁結びの神様として祀られている理由なんですね。このストーリーは女性心をくすぐるポイントその②ですね。
美しくなりたいなら“美御前社(うつくしごぜんしゃ)”へ。
こちら美御前社は、美のパワースポットとして有名です。美御前社には3人の女神様が祀られています。
・多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
・多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
・市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
この中でも際立って美人な神市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)は七福神の弁財天、吉祥天として崇められています。弁財天は福徳・諸芸能上達の神、吉祥天は美・幸運をもたらす神といわれています。
美御前社の傍には、神水と呼ばれる水が湧き出ています。心から美しくなれる美容水として参拝客に人気なのだとか。こちら女性心をくすぐるポイントその③となっております。
もちろん私も美容のご利益いただいてきました。美容水を数滴を手にとって、肌に塗ると美肌になれるそうですよ!
こちらは美御前社の絵馬です。ぜひ美人祈願してみてください^^
強力な心願成就のパワースポット、悪王子社(あくおうじしゃ)”。
こちらが悪王子社です。すごく悪そうな名前で驚きましたが、“悪”は“強力”という意味があるそうで、心願成就のご利益があるといわれています。
“刃物神社(はものじんじゃ)”。
こちらもまた変わった名前の神社ですね。一見物騒な名前にも思いますが、“苦難を断ち切り、未来を切り開く”ご利益があるといわれています。
刃物神社では、刃物大神が祀られています。京都は刃物発祥の地であり、この京刃物の伝統を受け継いで後世に伝えるため、有志たちによって創立されたそうです。
まとめ
八坂神社は“縁結び”と“美容”のご利益があることで女性から圧倒的人気があったのですね。
その他にも刃物神社や悪王子神社などユニークなスポットがたくさんあってとても面白いです。それぞれの神社にはどのような歴史があって、どのような神様が祀られているのか、事前に知った上で参拝してみると、八坂神社をさらに楽しんでいただけると思います。
[文:中原]八坂神社 アクセス
〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町
京都駅から京都市営バス50, 101号系統『北野天満宮前』下車
四条河原町から京都市営バス51号系統『北野天満宮前』下車
京阪三条から京都市営バス10号系統『北野天満宮前』下車