京都デニムのデニムバッグや小物に使われている「抜染生地」をご存知でしょうか?
「抜染生地」とは、着物の染色技法でデニム生地の藍色を柄状に抜いたものです。
柄のひとつひとつにはそれぞれ意味や由来があります。今回は「桜柄」についてご紹介します。
立涌小桜(たてわくこざくら)
2本の曲線を用い、雲水・蒸気が沸き立ち上っていく様子を表した有職文様です。立涌を模して小桜を散らせた図案です。立涌の文様は、日本の伝統文様として現代でも格式高く扱われている文様のひとつです。
舞桜(まいざくら)
桜がにぎやかに舞い散る風景を図案化した柄です。花吹雪のように配置された花びらが美しく遊びのある印象を持たせます。
流水に桜(りゅうすいにさくら)
「流水紋」と「桜」の組み合わせ柄です。流水紋は、古くから土器や銅鐸の装飾の柄としても用いられた文様です。「流水に桜」は、日本の自然風景を巧みに文様化した 風情のある文様。全体に動きがあり、情緒的なデザインとして描かれています。
しだれ桜
すっきりとした中に可愛らしさがある「しだれ桜」を図案化しました。しだれ桜の花言葉は「優美」。スッと消えていくように落ちる枝が儚くも美しい、まさに優美な印象です。
桜柄は 日本を象徴する国の花として日本人に最も親しまれ、愛され続けた花です。春に限らず、年中お使いいただける柄として たくさんの方に人気です。
京都デニムでデニムバッグやでにぐまや小物をご検討される場合は、ぜひ柄の意味や由来を知った上でお好みの商品を見つけてみてください。きっとその先、より愛着を持ってお使いいただけると思います。