京都デニムとは
京都デニムは 伝統工芸京友禅染めをデニムに施し、
着物の技術を今に伝える
日本で唯一のデニムブランドです
京都デニムの始まり京都デニムの特徴
京都デニムは、デニムバッグのカスタムオーダーを承って
お客様のお好きな柄をデニムバッグにお入れするサービスです。柄は京都デニムオリジナルの京友禅柄 (250種類以上)からお選びいただきます。お客様がお好みのイメージから型紙を製作することも可能です。
【京友禅 柄入れ】
京都デニムオリジナルの柄でご注文いただく場合は、お好みの柄をカートに入れて購入し、京都デニム直営店にジーンズをお送りください。
お客様のお好きな写真やイメージから柄をお作りする場合は、メールフォームもしくは電話でお問い合わせください。
【家紋入れ】
デニムバッグに家紋を入れるサービスです。お好みの位置とサイズ感で家紋を染めます。オンラインストアでご注文のお客様は、家紋入れサービスをカートに入れてご購入し、家紋を入れたいデニムバッグを京都デニム直営店にお送りください。
家紋を入れる位置やサイズについては、メールもしくは電話でご連絡させていただきます。
【特別な日のジーンズ】
京都デニムにご来店されるお客様は、「京都の旅の記念」にデニムバッグを購入される方が多くらっしゃいますが、その他にも「家族で京都デニムを穿きたい」「同窓会で友達に自慢したい」「海外旅行に穿いていきたい」「お食事会に穿いていきたい」といった、その人にとっての“特別”な理由でデニムバッグをお選びいただいております。
記念日のお出かけや大切な人とのデートの時にも、フォーマルすぎず カジュアルすぎないアイテムとしてお使いいただけます。
【一点ものデニムバッグ】
京都デニムでは、伝統工芸 伝統工芸京友禅染めの技法で一点ものデニムバッグを製作しています。遠方にお住みの方は、オンラインストアでもご注文いただくことができます。
京都デニム一点もの
お好みの柄で ご自身のサイズが無い場合は、ぜひオーダーでご注文ください。一点モノと同じ金額でオーダーすることができます。(同じ柄と同じモデルのデニムバッグでオーダーした場合のみ)
一点一点 職人の手仕事で染められた京友禅は、身につける人を魅力的に映し エレガントに個性を際立たせます。
【家族で京都デニム】
京都デニムのデニムバッグは、ご夫婦や親子でご一緒に愛用されているお客様が多くいらっしゃいます。「奥様(旦那様)の紹介で京都デニムのデニムバッグを初めて購入しました。」というお声もたくさんいただきます。
また、ご家族でご来店され ご一緒にオーダーされるお客様もいらっしゃいます。ご家族の思い出をモチーフにした柄をお揃いで染めたり、色違いで染めたりなど、それぞれのご家族のエピソードや絆をデニムバッグに刻んでいきます。
愛犬や愛猫など、飼っているペットの柄を入れることも可能です。
京都デニムでは、お客様に安心して長くデニムバッグを使用していただくために、購入後の修理サービスを承っております。
その他の修理についてもご相談をお受けいたします。お気軽にお問い合わせください。
じっくりと商品を選びたい時やオーダーをご検討されているお客様は、お電話もしくはWebでご来店予約をすることができます。お客様のご要望に合わせて、専門のスタッフがご対応いたします。
ご来店予約はフォーム・電話で承っております。
京都デニム
住所 / 〒600-8208 京都市下京区小稲荷町79-3-104
営業時間 / 9:00 – 20:00(年中無休) 京都駅より徒歩5分
京都デニムの始まり
京都デニムデザイナー 桑山豊章。桑山はかつて着物メーカーのデザイナー兼職人でした。
着物業界が衰退するなか、桑山は「着物の職人の技を守りたい、職人の技を継承する手助けはできないものか。」と日々思いを巡らせていました。
そんな中、桑山は思いつきます。
「そうだ、日常に使える伝統工芸をつくろう」桑山は洋服工場を捜し求め、全国を巡る旅からこのプロジェクトを開始します。ある時、とあるデニム工場が桑山の目に止まります。
デニムに対する確かなものづくり技術、精神、情熱、そしてそれを求める人たちの独創的な世界。それは、着物の世界と似ているものがありました。
「京都の洗練されたものづくりの技術、文化をデニムと掛け合わせることで、新しい着物が創れるはず。」
桑山はそう確信しました。
彼は試行錯誤を繰り返し、長年の年月を経て、2008年に京都デニムを発表しました。
それは、京都の地で「京都デニム」が産声をあげた瞬間でした。
京都デニムの哲学
京都デニムの考え
京都の着物は染料を使った柄付に始まり、多くの精巧な伝統工芸を使用して制作されます。
「この長い歴史で培った着物の伝統的技法を後世に伝えていくこと。」
それが京都デニムの、作品を作り続ける理由です。
近年における、現代人の着物離れとそれに伴う継承者不足により、職人達は技術の継承が非常に難しくなりました。
大学などで染色技術を学んだ若い人たちも、プリント技術の発展に伴い古典的で味のある表現よりも、生産性やスピードを求める生産現場が増えた現代の社会の中で、折角学んだ風合いや味のある表現技術を生かせずにいるのが現状です。
そこで、京都デニムは現代のライフスタイルの中で今一度、京都の伝統工芸を見直してもらうため、“デニム”という現代人にとって身近な素材でその技術を継承しようという試みを行っています。
京都の“友禅”とは、染色技法に対する名称であるのですが、非常に残念ながら、近年ではその柄を見て“友禅”と呼ぶ人も多くなっています。
“友禅”は正式には“友禅染め”といい、水と細かな粒子で構成された染料で柄を描き出す技法の事を指します。友禅染めは染料が綿や絹の繊維の芯に浸透して発色することで、奥行きのある色が染め出され、光の当たり方でも風合いは様々に変化します。それは、重ねた歳月によって自分の色になる、千年以上受け継がれてきた素晴らしい技法です。
近年におけるファッションのトレンドとして、日本の伝統的な柄をあしらった商品を見る機会が増えました。それにより沢山の人に、日本の伝統に対する見識が広がっていくのは私たちも非常に喜ばしいことです。
しかしひとつ残念な事は、それらの商品がデザインや製作工程などをプリントなどに簡略化していることが多いということです。
確かに、ビジネスとして商品流通を考える場合に、早く作り早く売ることで利益の確保を図るのは当然なのですが、“伝統技法”を柄のみで表現し、工程を含めた伝統の本質を消費者に伝えないままモノを売る事に、本当の価値はあるのでしょうか。
着物はそのものや形のことだけではなく、用いられる技術も併せて着物と呼ぶべき存在なのです。
京都デニムの製品は、すべてが職人の手作業のため、大量生産にもスピード生産にも対応出来ません。ですが、京都の手仕事や着物の染色技術など、伝統に裏付けされた技法で、一点ずつ丹念に製作しており、本来あるべき「もの」の良さを追求し続けています。
売るためではなく、その「もの」を手にした人の満足を主軸としたものづくり。京都デニムでは、それらを常に念頭に置いています。
将来、京都デニムが京都の産業になれば、日本だけでなく世界的な認知度を得る事ができ、それに伴い、職人の技術継承・雇用の創出・後継者の育成など、今の伝統工芸界が持つ課題の解決に繋がります。
京都デニムは、人々が京都という土地で培ってきた日本の伝統的な風合いや奥ゆかしさ、色や柄の魅力を再確認し、現代においてもう一度、日の目を浴びることを目指しています。
その道筋として「京都デニム」があります。
デザイナー桑山豊章の思い
彼はかつて着物メーカーのデザイナー兼職人でした。
彼は「着物の職人技術を広めたい。」というプロジェクトを暖めていました。桑山は理想の洋服工場を探し求め、全国を巡る旅からこのプロジェクトを始めます。あるとき、デニム工場が彼の目に止まります。
「デニムに対する確かなもの作り技術、精神、情熱、そしてそれを求める人たちの独創的な世界。着物の世界と似ている。京都の洗練されたもの作りの技術、精神、文化をデニムと掛け合わすことで、新しい着物デニムが作れるはず。」
着物の職人の技を守りたい、職人の技を継承する手助けはできないのものか
京都の職人・デザイナーによるもの作り哲学を凝縮した着物デニム。これが桑山の答えでした。彼は試行錯誤を繰り返し、一般的なデニムの制作時間の3倍を要す作品を2008年に完成させました。それは、京都デニムが産声を上げた瞬間でした。