「お守り」を知るとご利益が増す!?
神社仏閣への参拝時、お守りを購入される方は多いことと思います。
特に1月、初詣に行った時には欲しくなるものです。
今年1年の願い事の成就、目的達成のため神様の力を借りる…。
お守りは人々に神様の力を分け与えるものであり、神様の分身でもあります。
健康祈願、商売繁盛、安産祈願、縁結び、合格祈願、交通安全、厄除けなどなど、お守りの効果は千差万別。
この世のありとあらゆる悩みに対応しているのは確かです。
日本人の生活に身近にあり続ける「お守り」。
しかし、お守りについて知っていることは案外少ないのではないでしょうか?
お守りについてもっと知れば、よりご利益を得やすくなるかもしれません。
お守りを買う前に少しだけ知識を深めてみることをおすすめします。
今までお守りのご利益をあまり感じられずにいた方は必読ですよ。
忘れてはいけないのが、お守りはただただ自分の願いを叶えるための道具ではないということ。
お守りと共に願いを成就し、より豊かな人生を目指しましょう。
お守りの豆知識〜これであなたもお守りマスター〜
お守りは「買う」のではなく「授かる」
お金を出すのだから買うと言いたくなるのもわかりますが、お守りは神様の力を宿したもの。(ご朱印も同じです)
神前でお祓いされており、神様のご加護を受けた、あるいは、御神体そのものであり、正式には「守札」(しゅさつ、もりふだ)と呼びます。
お守りを売ってあるところに「授与所」などと書かれているのはそのため。
買うのではなく、「授かる」「受ける」のです。
お守りを通して神様の力を借り、授かります。
お守りを授かるタイミングについて
お守りは参拝記念品ではありません。
本当に必要な時に授かるものです。
とりあえず買う、せっかくだから買おう、という気持ちで授からないほうが良いでしょう。
神社やお寺の良さに触れて自然と欲しくなる。
縁を持ちたくなる。
「この神様に守ってほしい」
参拝時にそういう良い気持ちになった時に授かるのがベストです。
お守りはタイミングが大切。
お守りにはあなたのその時の気持ちが宿りますから。
お守りは、1体2体…と数える
お守りは、1個2個でもなく1つ2つでもなく、「1体2体…」と数えます。
これは神様の分身であることの表れ。
物ではなく、神様と同じ単位を使って数えるのです。
ちなみにお札の場合は、「1柱2柱…」(ひとはしら、ふたはしら…)と数えます。
お守りの持ち方、身に付け方
神様のご利益を得るために、
- カバンや財布に入れて常に身に着ける
- 家では目に付く高い場所に置く
と良いです。
身に付ける場所は目的に合わせるのがおすすめ。
金運上昇のお守りであれば、財布に。
合格祈願のお守りであれば、いつも使うペンケースに。
安産祈願のお守りであれば、マタニティウェアに。
縁結びのお守りであれば、いつも持ち歩くスマホに。
よりご利益を得やすくなるでしょう。
忌中はお守りを身につけない
家族や親戚に不幸があった場合は、お守りを一旦別の場所に保管しておきましょう。
お守りは持ち主の不安や悲しみをも宿してしまう恐れがあります。
気持ちに整理がつくまでは身に付けないのが吉。
複数身に付けても良いの!?
全く問題ないです。神様は懐が広い存在。
神様同士がケンカして、ご利益を打ち消し合うなんてことはありません。
ただ、持ちすぎるのはやめたほうがよいでしょう。
10個も20個も持っていると、お守りの本来の効果が発揮されなくなる恐れがあるからです。
願いや目的に応じた程よい数を身に付けましょう。
中身を見てはいけないの!?
浅薄な好奇心はお守りそのものに悪影響を与えます。
中身を見ることは信仰心の薄れであり、効果がなくなる原因です。
神様は清浄を好むもの。
中身は祭神の名が書かれた木の板や紙、祈願目的を象徴する物が入っています。
破れたり汚れたりした時は袋を変えるのではなく、返納して新しいものに交換しましょう。
そうならない様にお守り入れで保護するのがおすすめです。
お守りの期限
お守りに有効期限はありませんが、1年が目安。
長い間身につけていると、その分良くない気が溜まってしまいます。
役目を終えたと感じたら、1年の感謝の気持ちを込めて返納しましょう。
お守りの返納方法
神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ。
基本的には授かった神社・お寺に返納します。
間違っても、自宅で燃えるゴミとして処分しないように。
神社やお寺には古札収所、古札受付、古札お納め所などがありますので、そこにお返ししましょう。
お焚き上げをしてくれます。
郵送でもOKなところも。
封筒などにお守りを入れて「お焚き上げ希望」と書いて送りましょう。
受け付けていないところもあるので事前に確認するとよいです。
お守り=心
お守りを持っているからと言って、必ずしも願いが叶うものではありません。
不幸な出来事が絶対に起こらないとも限りません。
お守りは、「心」です。
それが安心感・心強さに、持ち主の背中を押す力になります。
お守りは、人の気持ちが宿るもの。
お守りのことを正しく知り大切に扱うことは、人を理解し大事にすることでもあります。
常に感謝の気持ちを持って、お守りを身に付けましょう。
その気持ちが結果的に、願いや目的の成就につながるのです。
今年1年何か達成したい目的・願いがあれば、前向きな希望を持った清々しい気持ちでお守りを授かってみてください。
これまでとは違う1年になるかもしれませんよ。
袋に入れてお守りを守る
常に身につけるお守りは、汚れたり破れたりしやすいものです。
お守りを乱雑に扱えば、その分効力は減ってしまいます。
お守りの力を最大限に得るためには、お守り自体を大切にすることは欠かせません。
お守りを専用の袋に入れると愛着も湧いて、ご利益も増して一石二鳥かもです。
ぜひ手作りのお守り袋に入れてみませんか?
京都デニムのがまぐちお守り入れ
京都デニムでは、デニムのお守り入れを制作しています。
1点1点全て柄や色の異なる手作り品。
伝統工芸京友禅染めと京小紋染めによって施された柄はかわいらしくも趣があり、デニムの丈夫な生地はお守りをしっかり守ります。
スマホをケースで保護するように、お守りも保護しましょう。
大事に持っておくためには必須です。
長めの紐付きなのでバッグに結ぶこともできますよ。
神様の分身であるお守りを大切にするのは、むしろ当たり前と言えるかもしれません。
お守り入れでお守りを守って、神様の本当の力を発揮してもらいましょう。